「じゃ、じゃあ、あとここから駅までどれくらいかかりますか?」
「…急に現実的な質問だな。もうつくぞ。5分もかからん。」
それから少し歩くと先輩の言う通り駅に着いた。
「おまえ、最寄りはどこだ?」
「えっと、森山?です。」
曖昧な私の答えに先輩は少し考える。
「森山だとここから30分程度か。丁度いい。俺も森山付近に住んでるんだ。駅まで送って行ってやる。」
「えっ、そんなの悪いです!」
慌てて顔を横に振ると先輩は有無を言わせずに私の手を掴んだ。
「わっ、な、なんですか?」
「俺が送ってくって言ったら送ってくんだ。遠慮するな。それとも俺が送り狼になるとでも?」
「そ、そんなことはおもってませんけど…」
それよりも、なんで手を繋いでるんですか。


