それからしばらく経って夏休みも終わった。
「ふわぁ…」
生活リズムを崩しまくりだった夏休み。
久しぶりに朝早く起きて少し体がダルい。
「あ…えっと、舞花先輩…?」
すると控えめな声が背後から聞こえた。
「へ?」
振り向くとそこには亜子ちゃんがいた。
「あ、久しぶり!」
「お久しぶりです…!」
ペコペコと頭を下げる亜子ちゃんはとても可愛らしい。
…というか、よく見ると普通に可愛い顔立ちしてるよね。
目がパッチリ2重で頬も赤く染まっている。
ただ、髪の毛で顔が隠れてしまってるのがもったいない。
…加藤くんもほっとかないわけだ。