「…はぁ。」



あれだけ寝ないと言い切ってたのにな。



スヤスヤと眠る北野に近くにあった上着をかけてやる。



ソファーに寝かせてやり、俺は床に座って本を読んでると、



ーーピーンポーン



インターホンがなった。



人様の家の玄関を勝手に開けるわけには行かないため、とりあえず誰が来たか確認してみる。




「…はぁ。」



そこにいたのは幼馴染だった。


確か祐也とか言ってたな。



「…はい。」



俺がいない時にまた来られても面倒だからとりあえず出ておく。




「うわ、さっきのイケメンさんじゃん。」



幼馴染とやらは俺を見て大げさに驚く。