「や……」 泣きそうになってると、 『北野!!!』 先輩の叫ぶ声に我に返る。 「は、はい!」 『近くに目印になるものは?ここらへんのことはよくわからないから時間はかかるかもしれないが今そっちに行くから答えてくれ。』 近くに目印? 「ここの市内に時計屋があるんですけどそこを右に曲がった所にいます。」 私がそう言うと祐也くんは少し怒ったように足を止めた。