「へ…って、きゃあ!」 今度はさっきと別方向にドンって押される。 目の前には先輩もいないし、特に障害物もない。 …つまり、あとは床に倒れるだけだ。 そう思ってると、 「ったく…」 グイッと腕を引っ張られた。 「2度も同じ手に引っかかるなよ…」 そして気づけば再び先輩に抱きしめられるような状態になっていた。 「す、すみません…」 「加藤。なんでお前はまた北野を押した?こいつは見るからに弱いんだからそういうのはやめろ。」 先輩がそういうも、加藤くんはニヤニヤとし続けるだけ。