堅物男子と甘い恋




「え、センパイたち寝たってそういう寝たですかぁ?できてるんですか?ふたりとも。」




「…違うに決まってるだろ。あの勉強会の泊まりの日だ。変な勘違いするな。」




先輩が呆れたようにいうと加藤くんはつまらなさそうに舌打ちをした。




「やっとくっついたと思ったのに。つまんないの。はぁ、早く、くっつけよ。」



加藤くんはそう言って私の背中を力強く押す。



「きゃっ…!」


私はバランスを崩しその場でよろける。



ーーポスっ


倒れ込んだ先は先輩の胸。




「お、おい、大丈夫か?」



耳元で囁かれる先輩の声。



「ひ…っ…」



ほどよい低音にぞくりとする。