「おまえはほんとに…」



「へ?なんですか?」



「なんでもない。それよりもうつくぞ。」



私の家の最寄り駅のすぐ隣の駅で降りて歩くこと数分。


どうやら先輩の家に着いたみたいだ。



「おじゃまします…」



そして先輩の部屋につくとそこにはもう勉強を始めてるみんながいた。



「あ、舞花先輩!」



私を見つけて駆け寄ってきてくれたのは姫華ちゃん。



うわ、姫華ちゃんの私服可愛い…。


まさに今どきって感じで、ふわふわ柔らかい印象を与えるコーデだ。



それに比べて私は…。

精一杯のオシャレのつもりでも、姫華ちゃんに比べると田舎娘が頑張ってした無理やりなコーデにしか見えない。