「でも、悪いし…。というかそもそも、同じ2年の小野くんに聞いた方が良くない?」
私がそういうと小野くんは頭をかいた。
「そうだな…俺が教えてやりたいのは山々なんだけど…俺はバカを教えてやらなきゃいけないしな。」
「バカ?」
「あぁ、佐野だよ。佐野。あいついつも赤点なんだよ。中学の頃偏差値40くらいしかなかったのに、この高校来るから…」
この高校は偏差値58くらい。
「小野くんはぶっちゃけ姫華ちゃんのことどう思ってるの?」
この間聞いた話だと小野くんが姫華ちゃんに同じ高校来いっていったはずだ。
少しくらい好意はあると思う。
「…あー。言わなきゃダメか?」
気まずそうにそう答える小野くん。
もしかして、
「好きなんだ?」
姫華ちゃんと両思い?
「…まぁ、うん。中学の頃からずっと好きなんだよ。」
ってことは、ずっと両思いなんだ。
「頑張ってね。応援してる。」


