堅物男子と甘い恋





「最初は純粋に仲良くしてたんだけどねぇ…彩心がアンタのこと嫌うからねぇ。」



彩心、とは私のクラスの一番カーストが上の女子。


影響力のすごい人で彼女に嫌われてるとみんなに嫌われるのだ。



「うん。アンタと仲良くしてると私たちまで嫌われちゃうしねぇ。」



「だーから、アンタとはここでお別れよ。じゃあね。」




そう言ってふたりは教室を出ていった。



残された私。


え?本当にふたりなの?ふたりが私のカバンの中にタバコを仕組んでたの?


これはドッキリなんだよね。早く来てよ。いつもの笑顔で嘘でした、って。



ねぇ、りっちゃん。みぃちゃん。


はやくきてよ。いかないで。また、いつものように笑ってよ。




「え、く…っ…」



ポロポロと落ちる涙。


私はその場でへたりこんだ。