持ち物検査は6限だったため、終わり次第私は荷物を持って立ち上がる。
そして誰にも帰りの挨拶をせずに職員室へと向かう。
「失礼します。」
担任の先生の元へと行くと、先生はタバコを机から取り出した。
「で、これはなんなの?」
バンッと机を叩く先生。
う、怖いよ…
「それが私にもわからなくて…」
私がそういうと先生はため息をついた。
「わからないで許されるわけないでしょ。まずどうやって入手したの?」
私の否定も虚しく、先生は問い詰める。
だから私じゃないのに。なんにも知らないのに。
すると、
「先生、少しいいですか?」
後方から男子生徒の声がした。
「今忙しいのっ…って、小野くんじゃないの、どうしたの?」
小野くんの顔を見るなり、声色を変える先生。


