足引っ掛けられたの気のせいだったのかな。
すると、
「北野。ちょっといいか。」
小野くんに呼び止められた。
「あ、うん…!じゃあね!」
美幸ちゃんたちに手を振って小野くんの方へと駆け寄る。
「どうしたの?小野くん。」
「いや…おまえが前田たちと話してたから何かあったのかと思って。」
小野くんは心配性だ。
私の悪口が出回ってるっていうから心配してくれてるのだろう。
「大丈夫だよ。美幸ちゃんたちいい人だったし。」
私がそういうと小野くんはホッと息をついた。
「そうか、ならよかったんだ。ワリィな、わざわざ呼び止めて。」
「ううん、じゃあね。」
小野くんと別れて今度こそジュースを買いに行こうとする。


