「まさ...とくん...?」

状況が理解出来ない。
雅人くんは泣いていた。

「なぁあげは、おまえは楽しいのか?」

雅人くんはまだ泣いていた。

「あげは、答えろよ...あげは...」

「私、は、たのしくなんかない...」
「そうだよな?楽しくないよな?愛されたかっただけだよな?」
「雅人くん...」
私は泣きながら雅人くんに全部を話していた。
まさと君はこの3ヶ月ずっと私のことを探していてくれたらしい。

こうして、雅人くんのおかげでわたしは
援交の世界を抜け出すことが出来た。