「余命…あと1年です。」

え…?1年?余命?どうして私が…?

「そんなっ!この子はまだ若いのに!」

「母さん落ち着きなさい。先生手術などして治せないのですか?」

「今の医療技術では…」

「そうですか…」

いや、待ってよ…なんで私が余命宣告とか受けてんの?私元気だよ?昨日まで部活でバスケしてたんだよ?どうして…私が
「あの…私の病名は…?」


私の病名は『脊髄小脳変性症』というらしい。その病気は体が不自由になり、最終的には言葉も喋れないのだ。

「最悪の場合は死に至ることもある。」と先生に言われた時なぜか私は悲しみなどの感情がまったくなかった。
あー死ぬのか…。程度自分でも不思議なくらいだ。
人間どうせ死ぬのだから…死にたくないなどの気持ちはなかった。
あと、1年も生きれるじゃん。1年って長いのかな?短いのかな?
まぁ、どっちでも私には関係のない話かもしれない

病気について考えたりしながら私は眠りについた