食堂からの帰り廊下を歩いている
と前から男が俺達に向かって歩いてくる。

「あれ?あいつ芽衣ちゃんの幼なじ
みって言ってた奴じゃねぇの?」

「………。」

「先輩ちょっといいですか?」

「はあっ?俺?」

「はい。」

「渉.俺.先に教室帰ってるわ。」

「わかった。」


俺達は屋上に居た。

「俺に何の用?」

「先輩は芽衣の事どう思ってますか?」

「はっ?お前の質問の意味がわかんねぇんだけど…。」

「好きか嫌いかって事です。」

「あのさ…お前も知ってると思う
けど…俺あの女に付き纏われて迷
惑してんだよ!!お前からもあの女
に言っといてくんない?」

「言っていいんですか?」

「お前.俺が言った事.理解出来ね
ぇのかよ?言っとけって言ってんだよ!!」