「芽衣…俺の事まだ好き?」


「芽衣は渉先輩の事.一度も嫌いに
なった事ないですよ。」


「そっか…ありがと。」


俺は芽衣を強く抱きしめた。


「いえ…どう致しまして!!」


芽衣がギユッと抱きついてきた。


「芽衣…。」


「はい…。」


俺は見上げた芽衣にキスをした。


口びるを離すと顔をまっ赤にした芽衣が恥ずかしそうに笑ってる。


俺だけに向けられた芽衣の笑顔。


もう絶対に芽衣を失いたくない。


俺はずっと芽衣を抱きしめていた。


「渉先輩!!学校.完全に遅刻です!!」


「あっ!!ヤベェ!!芽衣.行くぞ!!」


「はい!!」


俺達は手を繋いで学校に大急ぎで戻った。