そんな俺の考えが甘かった事を知らされるのは翌日の事だった…。


ダダダダダ…ッ

―ドンッ―


「痛てっ…。」


「渉先輩♪おはようございます!!」


「………。」


「昨日の人.彼女さんですか?でも.
芽衣は先輩の事.諦めませんから!!あっ.これお弁当!!どうぞ!!」


「お前さ!!本当しつこいんだよ!!
マジで迷惑なんだよ!!」


「またまた照れちやって!!」


「お前.あいつから聞いてねぇのかよ!!」


「あいつ…?」


「お前の幼なじみだよ!!」


「あっ!!将人ですか?」


「将人か何だか知んねぇけど!!あ
いつお前の事.好きみたいだから
あいつにすればいいだろ!?俺は絶対.無理だから…。」


「芽衣の好きな人は渉先輩なんです!!」


「お前.本当に頭おかしいんじゃねぇの?
俺はお前に付き纏われるなら死んだ方がマシだよ!!」


「えっ…。」


「マジで二度と会いたくねぇんだよ!!」


「………。」


「わかったな!!俺の前に姿を現わすなよ!!」


「………。」