「なに書いてるの?」
そんな声が聞こえたので、私は慌てて黒板に書いた文字を消し振り向いた。
「さ、最後に黒板に文字書きたいなと思って、適当に自分の名前書いただけですよ!先生!」
声のした方には黒宮先生がいた。
「ふーん。そうなんだ。
そのわりにはすごい急いで消したよね?」
「そんなことないですよ!」
「ははっ、そっか」
「はいっ」
「白河と学校で先生と生徒として会えるのも、あと2日か…」
「そうですね…」
舞も裏切れないけど、先生も私には裏切る自信がない。
「そんな悲しそうな顔しないで」
そう言って、先生は私の頭をポンポンとした。

