この想いは きえない…



もし、私が卒業式前日に先生からの告白を断れば、舞にチャンスがあるのではないか…

もし、私が卒業式前日、舞に告白されたことを言えば、舞の悲しみが減るのではないか…


でも、どちらを選択したって、先生か舞のどっちかは傷付くだろう。

私はどっちも傷付けたくない!

傷を負って、悲しむのは私だけでいいんだ…


そんなことを思いながら、私は黒板に
白のチョークで2人の名前を書いた。