「だから、卒業したら俺と結婚を前提付き合ってくれないか! 返事は卒業式の日にほしい… じゃあ、俺、職員室もどるね… 教室の戸締りよろしく」 そう言って、先生は出ていった。 窓の外からはキンモクセイの香りがした。 私はこの告白に複雑な気持ちもあったが、 実は嬉しい気持ちもあった。