「オイラおさかるね。よろしく」
っと今度は被り物をしてる人が言う。
ネットのなかでは本人曰くイケメンらしいが…イケメンじゃなく真面目っぽい青年みたいに思える。
「おさるってそれ…趣味ですか?」
そう言って被り物を指差す。
「いやこれはチムが…」
「おさるの趣味だよ」
「ちょっとまて!」
「ほうほう…」
おさるってそんな趣味が…っと二人が議論している中そうゆうことにしておいた…。
「んでもう行くの?」
「ううん…まだ来てない人いるからね~」
「場所は?」
「あそこ」
そう言ってある喫茶店をチムニは指差す。
「女性人は女性人で集まって来るって~」
「なんでそんなややこしい事を…」
「合コンみたいじゃん!」
満面の笑顔と指でグットの形を作るチムニ。
「いや意味分からないよ!」
そう言うと顔を耳に近付けてなにやらモソモソ言って来た。
「おさるって年のわりに独身じゃん?だからこの時を逃す手はないでしょ」
思わずぶっ!っと吹き出してしまった。
「それは余計なお世話でしょうが!それにまだ若いでしょ!」
「何がなんだい?」
顔を突っ込み聞いてくるおさる。
「ううん~なんもないよ~。だからおさるはちゃんとメンツが来るか見張っててよね~♪」