超純な彼と微不純な彼女 【2人だけの夜】


毎朝、登校は響くんと一緒なんだけど………
下校は……響くんだったり、愛理だったり、また違う連れだったりして、その日の日替わりメニューだった。



その日、授業が終わった時……愛理が私に近付いて来た……

「流奈、一緒に帰れる?」




「えっ?今日は、修くんのお迎えがあるって言ってなかったっけ?」




「それが……家に帰ってから、迎えに来て貰う事になったんだ……実はさ……流奈にちょっとだけ話しがあったから……帰り道に話そうかなぁ~って……」




「話し?」




何だろう……私は美術室にいる響くんにメールした。




響くん~愛理がね、話しあるって言うから、今日は一緒に帰れないからね。
また帰ったらメールするよ