響く~ん~
私……怒らせたよね?
ごめん、ごめんなさい~
本当はホントは何処だっていいの~
クリスマス響くんと過ごせるなら、ファミレスだって、立ち食いうどん屋だって、何だっていいのよ~
今の話しは撤回~なかった事にして~
私、もうワガママ言わないから~
涙がじわってこみ上げてきた時……
響くんが私に視線を向けて、
「行こう~愛理ちゃんに予約とっといて貰って」
って言った。
「で……でも、ご、ご、5万円が……
じゃなくて私が1万出すとして、4万円が……」
「大丈夫だよ、俺に任せなっ♪」
……って、響くんが一瞬、片目を瞑ってみせた。



