「痛~~てめえよ~流奈とおんなじ学校なんだよな?
ケータイ弁償させっから覚えとけよ~」



って和真くんがよろけながら立ち上がった。




……と、また響くんに向かって来て、睨みを効かせたかと思うと……くるりと背中向けて歩いて行った。




「今度のケータイは防水にしろっ、ばぁか、なっ流奈?」

って、響くんが私に振り返った。




「流奈? 流奈?大丈夫か?」




……って、響くんは私に近寄って来て………




震えの止まらない体を抱きしめてくれた。