泣きの涙で……清水の舞台からダイブする思いで……私は5000円札を差し出した。
かくて……勝負下着をやっとゲット。
あの通販やろうめっ!
あんたとこがサイズ間違うから、こんな事になったんじゃん!
サイズ間違いの交換なんて、もうしない、返品よ、返品!
遅れて届いたって、もう用なしなのよ!意味ないんだから!
「流奈…三段重ねだよ」
って………愛理が、私をキツい上目使いで見てきた。
「…………はぁ?」
「アイス奢るって言ったじゃん!
忘れてたとは言わせないよ」
……どうしよう~
忘れてたよ~
……って財布にお金もうないし~
愛理がシカト顔のまま
「貸しとくよ、来月返してよね」



