超純な彼と微不純な彼女 【2人だけの夜】


私……断ったじゃん…
最後のメールだって言ったじゃん……



それなのに……ちょっとしつこいよ……。



もぉ~邪魔しないでよね、響くんと私の仲……。




「流奈? 流奈?
どうした?
大丈夫か?」




「何でも、何でもないよ、大丈夫だよ」



ってごまかしたけど、何だか、胃の奥が痛くなって、心に影が出来て、不安で不安で………



私は………響くんに思わず抱きついた。



「どうしたんだよ?」




「何でもないよ……ねぇ~響く~ん
ずっと側にいてね」



「当ったり前だろ?」




響くんにしがみつきながら、和真くんのメールが……私の胸を締め付ける。