「流奈、寝てなきゃダメだよ」




……って、私はベッドに戻された。




もぅ~恥ずかしいの何のって、言葉では表せないぐらい、
どこかに穴があったら、入ったまま、もう二度と出たくないぐらい恥ずかしかった。




氷水入れた洗面器で、響くんはタオルを冷やし、絞り、私の頭にそっと置いてくれたんだ。




響くんの顔が近くて、近くて……余計に熱が上がりそう……



「流奈~元気になったらさ、2人で神社、初詣行こうなっ。
何も大晦日にこだわる事ないさ……だろ?
そん時さ、着物姿見せてよ」




って……その甘いマスクでニコッと笑顔をくれたんだ。




その笑顔と言葉は、私の体の隅から隅まで行き渡り……
心が優しさに満たされた。




この宇宙で響くんは、私の一番の名医だね。