「流奈~~」


って母さんが下から呼んだ。




「なに?」





「桜田くんがお見舞いに来てくれたわよ!」




!?!?!嘘?!?



えぇ~って、どうしよう~こんな格好だし、こんな情けない顔で、お風呂も入ってないから、髪もベタベタ油っぽいし……




どうしよう、どうしようって……ベッドから抜け出て、あっち行ったりこっち行ったりしたけど……



もう、どうしていいのかわからなくて、その時、



    ガチャ



ってドアが開いた!




「響くん!!!」