私の後ろから………白い吐く息の跡が……
私の首に…………マフラーをクロスしたみたいに……人の腕が……巻きついた。
「響くん……」
私のセリフを雪が凍らせる。
鼻から吸う息も、凄く冷たくて……
と、私の耳元に熱い息がかかった。
「流奈……雪キレイだね……」
「うん………」
言葉なくした私はコクリと小さく頷いた。
「流奈……」
また……白く熱い息が来たぁ~
「大好きだよ……」
……って…って……私はそぉ~っとゆっくり響くんに振り返った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…