超純な彼と微不純な彼女 【2人だけの夜】


とうとう前日、
9月21日がやって来ましたぁ。



授業中も、お昼ご飯ん時も、愛理が話しかけてきても……
私の頭ん中は……
明日の事でいっぱいだった。




ついに……ついに……2人結ばれる日が、記念日が…………私の誕生日だなんて……なんてステキお話しかしら?



私は……明日の場面を妄想する。



響くんの愛情タップリのディナーを食べた後……そこからが
本番なのよね。



可愛くね、しおらしくね、私はヴァージンに、なりきるんだ。



そぅ、私はヴァージン………明日は
名女優にならなくっちゃ♪



あっ……あん…あん…
ナンテ……
明日の準備に備え、発声練習もしとかなきゃ、ねっ。



? そうだ!一つ……心配事があったんだった。



通販の下着……まだ届いてないじゃん。


今日で5日目…………
もう届いてるよね、帰ってから、母さんに聞こうっと!