「どうしたの？」



「べっつにー。晃音がバカなだけー」


「そ、そう・・・」


彩璃が怒るとお菓子の消費量がすごいからなあ。


キャンディーでも置いておくか。



彩璃の目の前にキャンディーを置いているとねえ、と呼びかけられた。



「ん？」



「どうしたの？」



「香奈はさ、瑠維のこと好きなの？」



「そんなことはございません」



「ふーん、そうなんだぁ」



「なんで」



「なんとなぁーく。でも、瑠維は香奈のこと気にしてそうだったからさ」