スーパーヤンキー!!

夏休みも終盤に差し掛かったある日、俺達七人は、コンビニで買い物をしていた。頼飛先生は学校で仕事があると言って、朝からいなかった。


「なあ、今日何する?」


郁人の言葉に俺と万冬は即答える。


「「課題に決まってるだろ」」


「ちぇ。つまんね」


「当たり前だろ。郁人は特に課題進んでないだろ。ったく。……あれ?そう言えば、瑛凛と颯真はどこだ?さっきまでお菓子とこにいたと思うんだけど」


万冬が郁人に言いながら思い出したように辺りを見回す。さっきまでいた、お菓子が置いてある所には葵葉と蒼茉しかいない。いや、コンビニの中に瑛凛と颯真の姿は無いようだった。


「ったく。あいつらどこ行きやがった?」


「買い物を済ませてから皆で探そう」


そう言って、俺は素早くレジで会計を済ませた。


外に出て周りを見ても、瑛凛と颯真の姿は見つからない。俺達は二人が行きそうな所を探す。だが、なかなか見つからなかった。


「あいつらどこにもいないじゃねぇか。先に帰ったんじゃねぇの?」


「確かに面倒くさそうだったな。一度頼飛先生の家に帰ってみるか」


「そうだな」


「ちょっと待って。あれ。瑛凛じゃない?」


頼飛先生の家に帰ろうとした時、葵葉が家と家の間にある狭い道を指差して言う。見ると、確かに瑛凛が立っていた。だが、なんだか様子がおかしい。でかい声で何か叫んでいる。颯真の声も聞こえるのに、姿が見えない。俺達は急いで駆け寄った。


そして、駆けつけた時、目の前の光景を目にした俺と郁人は"そいつ"に思いっきり蹴りを入れ、万冬は颯真を"そいつ"から引き離す。葵葉と蒼茉は絶句し、硬直していた。


「早く逃げるぞ!!」


俺は、足が動かなくなる前に動かさなければと、でかい声で叫んだ。全員全力で走る。ひたすら頼飛先生の家に向かって。