「いいんですか?」 ケーキと辰巳さんを交互に見て言うと、辰巳さんは首を縦に振り、食べようと促す。 「…ありがとうございます、頂きます」 辰巳さんの言うとおり、サンドイッチはとても美味しかった。コーヒーもケーキもだけど。 食べている間は、ずっと食べ物の好みの話をしていてさっきの話に戻ることはなく、一安心していた。 辰巳さんの好みも知れたこと食事が美味しかったこともあり、安心しきっていた。