「はい」 辰巳さんって研究室持ってたんだ。 そりゃそうか…講義持つようになるんだからね…。 辰巳さんの後ろを歩いていると、山本先生の研究室から2部屋ほど進んだ所で立ち止まった。 「ここです、ちょっと待ってくださいね」 ポケットから鍵を取出し、研究室の扉を開けた。 扉を開けれる限界まで開け、止めてくれている。 先に入れと言うことか。