「佐藤さん」 後から声をかけられた。 その声の主は…私が待ちわびてた人で。 声を聞いただけで、こんなに胸がドキドキするだなんて思ってもいなかった。 今までもドキドキしてたけど、今日ほどドキドキしたことはないだろう。 私は一呼吸して、振り向くと辰巳さんがい…て… もの凄くカッコ良かった。