Happy Rainy Days 《短編》




「…っ///」



また、だ。


あたし、またドキドキしてる。


直人くんの言葉に顔が熱くなるのが分かる。



それがバレない様に俯きながら、


「な、直人くん!!…昨日貸したタオル返してほしいんだけど。」


少し早口でそういった。



『…。』





あれ?


俯いてた顔をそっとあげると、直人くんが気まずそうにしているのが見えた。




『…………ごめん。…忘れちゃった。』



「えぇ!?」