「……そっか、」
真白くんは私を私が以前目を覚ました場所に入るようにいうと、そのままドアを閉めて出ていった。
出る前に一度、私の方をちらっと振り返って、心配そうにしてたけど。
私が手を振ったらそのまま出ていった。
ふかふかのベッドに腰かけて、千哉が帰ってくるのを待つ。
……真白くんは、今日みたいな日は敵襲が多いって言っていた。
なにも、なければいいのだけれど。
そんな願いは届かず、なにやらざわざわと騒がしくなっていた。
あんなピリピリしていたのに、はしゃぐっていうのはおかしいし。
どちらかというと、怒鳴り声とかの方が聞こえる。



