千哉は、自分の姿を子供とかが恐がったりして真白くんの病院に迷惑がかかったら困るから……外で待ってたのか。
「優しいヤンキーなの?」
「言ってろ」
「優しいヤンキーとか千哉ぴったりだ」
「……言ってろ」
「照れてる……」
また赤くなった千哉に思わず笑みがこぼれる。
「ったく、馬鹿にしやがって。
赤面症なんだよ、照れてるんじゃねぇよ」
「紬、千哉のそれは嘘。」
真白くんは千哉を笑うように口元をあげて見せた。
っていうか今……
「名前……」
私のこと、名前で呼んだ。
「え? なに? いやなの?」
はぁ?というように真白くんが食いついてくるから、私は首を横にブンブンと振った。
「いや、ずっと“キミ”だったから……
驚いただけ」
「そう」
「うん、」
「で?」
「え?」
「紬は僕のこと、なんて呼んでくれるの?」



