「はい、お邪魔しました」



 ぺこりと頭を下げて

 わたしは、なんとか

 謝れたことに

 ホッとする。



「……お茶、飲んでく? オゴるよ?」



 えぇっ!?



 謝りに来たのに

 とんでもない!!



「きっ、今日は帰ります!!」



「じゃあ、夜ね!」



「はい」



 卯月さんは

 カフェローズのドアまで

 送ってくれた。



 家までの帰り道。



 わたしは、もらったカードの番号を見ながら、はやまったかなぁ、と思いはじめる。



 年上の女の人と

 デートなんて

 どうすればいいんだろう???