「覚悟しろって言われたの〜!?」





 昼休み――





 お弁当を食べていた

 周りのみんなが

 一斉にこっちを見る。





「せっ、芹香!! 声大きい……」



 芹香は慌てて、小さくなって口元を押さえた。





 昨日の今日





 友さんの思わせ振りな言葉に、眠れなかったわたしは、午前中変だったらしく、芹香に突っ込まれ、仕方なく昨日のいきさつを話していた。



 もちろん相手の所は、まだ内緒☆



「やっぱ、アレだよ!」





 えっ?





「あれ、って?」





「……」





 芹香は、少し考えた後

 わたしの耳元に

 コソッ、と囁いた。





「……、ええぇっ!?」