視線が一気に叶愛に刺さる。

「...んぇ?あれ、ジャッジメントぉ...」

あれ?私なんで教室にいるの?
早く怪物を止めなきゃなのに!!!

薄らぼんやりと脳裏に残る記憶が
夢だとわかるのに時間がかかった。

「何寝ぼけてんだ白石!!」

突然先生に怒鳴られ、叶愛は動揺を隠せなかった。

「ふぇええぁ!!?え?怪物は?」

「怪物?なにいってるんだ寝てんじゃねぇ!!」

「すすすすすいません......」

ふぁ、は、恥ずかしい...
穴があったら入りたいというのはまさにこのことだな。