僕は、何を言っているんだ?

「皐君、遅刻するわ。行こうよ。」

「先、行ってててくれ。」

僕はしゃがみこんで、泣いた。
絶望の縁で僕は、突っ立って、そして、落ちてゆく。

「さ、よ、さ、ん、」

君に会いたい。
もう一度だけでいいから。
会わせてくれよ。
神様!