学校に行くと、靴箱に手紙が入っていた。
中はどう見ても女子の筆跡で。

「なんだよ。気持ち悪いな。」

『あ』

「え?」

僕等はその最後に書いてあった名前に目を疑った。

〘汐佐波紗耶香〙

そう。
紗耶香は、沙夜さんの1つ下の妹らしい。
え?
でも。
沙夜さんは、僕と同い年じゃないのか?

『行きなさいよ。』

「あぁ。ゔ、うん。」