桜舞う

「はぁっ。」

「お兄ちゃん!」

「奈月?」

「お兄ちゃん、さっきからうなされてたよ。」

「僕が?」

「そう。なにかあったの?」

「な、ないけど……………」

「まぁ、それならいいや。でも………」

「皐、奈月、ご、は、ん!」

何か言おうとした奈月の言葉は、大きな母さんの声でかき消されてしまった。