桜舞う

「沙夜さん!!!」

そんな悲しそうな顔、しないでよ。
私まで、悲しくなるよ。
お願いだから。
泣かないで?

「皐君……………」

上に伸ばしたはずの手は、すっかり痩せこけて。
ピタリと止まると、
やがて下がっていった………

「沙夜さぁぁぁぁぁぁん。」

そして、私は死んだ。
本当に、死んだ。




そして、沙夜さんは、本当に亡くなった。
どこかで会った君は。