「まさか、柚希さんがお姉ちゃんを?いや、違うでしょ?友達が友達を交通事故にあわせるなんて、そんなこと…」

『あるのよ!』

誰?
誰?
誰?

『私よ、紗耶香!沙夜よ!覚えてないの?』

忘れるわけないじゃないの!
私の大切なお姉ちゃんだもの……

『私、思い出したの。柚希に突き飛ばされたのよ。そのあとひかれて、死んで、左手を踏みつけられた。』

「え?」