「ゔわァァァァァァァァァァァァ!」

お母さんは手で顔を覆って泣き叫び始める。
こうなると、手がつけられない。

「お母さん……………」

いや。
私までもらい泣きしそう。

この家の光みたいだったお姉ちゃん。

 光を無くしたこの家は、影と闇の中。
 もう、笑う両親なんか、見ることは、出来ないとさとった。