彼女ははぁっと、溜息をつきながらも、柚希さんに教えた。

「ありがとう!沙夜。また来るねー。」

そう言えば………
あの子、友達は来るのに、親や家族は誰一人来ていないんだよ。
変。


「!!!!!!!」




彼女の身体が透けていた気がした。
気のせいだよね?