「そっか。じゃあ。」

「お兄ちゃん、またね!」

 奈月が小さな手を振った。
 そして、母親の手を取り、2人並んで歩いてった。

「しっかし、暇だなぁ。」

1日中ヘッドで寝てるなんて、こんなにも暇なんだなぁ。

「新発見だわ。」