「ねぇ、あなた?最近、加賀見くんの周りをチョロチョロしてるの?迷惑なのがわかんないの?」

なんかまたまた濃いの来た!

加賀見虹の周りはケバいギャル系が多いの?

スカート短すぎてパンツ見えそうですけど。

これで何人目?!

しかも私が一人でいるときに、必ず現れるギャル達。

絡まれ方は常に一緒。

私から関わってるように、見えるのがすごいよね。

脳内変換ぶっ壊れてるわ。

『誰?加賀見って?私の周りにそいつが見えるなら、現れたら引き取ってくれる?』

「なっ、何なのあんた!」

『いや、あなたこそ何?仮に私の周りに加賀見とか言う人がいて、それあなたに関係ある?それであなたに迷惑かけた?この時間も無駄だから、加賀見とやらを私がぶん殴る権利はあるわよね?』

「あんなかっこいい加賀見くんを殴るなんて、あんたバカじゃないの?!」

『結局顔か。あんなチャラ男のどこがいいの?』

鬼の形相とはこの事か。

私もお腹すいてるからか、若干言い過ぎた感じではあるけど。

目には目を。

弱い女じゃないんだよね~。