「もう三人とも早く起きなさい」そんな母親の叫び声に起こされて1日が始まった。歯を磨いて制服に着替えて外に出るとちょうど二人も出てきたところだった。髪は、寝癖のついたままな明とサラサラしている天こんなに違う二人を楽しめるのが唯一二人を兄弟に持って嬉しいことだ。「葵も今起きたんだ。」天は、ダテ眼鏡をかけながら言った。「おはよう。アオちゃん」明は元気いっぱいな声で言った。「おはよう天お兄ちゃん明お兄ちゃん」私は、元気のいい声で言った。「朝からうるさい。近所迷惑」お姉ちゃんで今人気no.1の若手女優みさみが言った。「みさみ姉。おっはー」そんな元気な声を出して現れたのは、バスケ日本代表U-17にして双子の弟の空。「四人とも遅い」お母さん(元グラビアアイドル)が言うと四人の目の前に美味しそうな卵焼きが並んだ。「お母さんお父さんは」空は、卵焼きを口に入れながら聞いた。「書斎なんでも速く済ませないといけない脚本があるらしい。気になる〜♪」お母さんは、メロディーよくそう言うと書斎の方を見た。お父さんは大人気アニメから教育番組の脚本まで作る今もっとも注目を浴びている脚本家藍共 陽華雪。「お母さんは、お父さんが書いたどの作品が好きなの」私は、勢いよく聞いた。「そうね、恋愛ドラマの風が君を向かいに来る頃かしら」「わかる。あの女優さん役にははまってたもん」私たちが大はしゃぎしているうちに先にご飯を済ました天と明がリュックサックに手を伸ばしていた。「僕たちもう行くな。」「もし良かったらその女優さんのサインもらってきましょうか」「そうそう今日行く現場にいるから」二人が言うと「神様。ありがとう」私は、天と明の手を握って言った。「じゃー、行ってくる」その二人に続いて空は、バスケの練習にみさみお姉ちゃんは、久しぶりの大学にと向かった


